JPYSC 活動報告 2025

(2025/12/21 新田肇)

私たち日本パラオ青少年セーリングクラブ(JPYSC)は、2016年よりパラオ共和国においてセーリング文化の継承と青少年育成に取り組んでいます。
海を愛し、風を感じ、帆を操る楽しさを次世代へと伝えることを使命に、これまで多くの子どもたちと海を通じた学びと成長の時間を共有してきました。

現在、JICAの民間連携協定制度を活用し、パラオセーリング協会(PSA)にディンギーインストラクターの派遣を行っており、2025年12月からは神谷インストラクターが新たに着任しました。活動は3年目を迎え、ますます充実したものとなっています。

パラオオリンピック委員会に正式加盟しているPSAのユースプログラムとして、土曜日にはビギナークラスの子どもたち6名が、日曜日にはアドバンスクラスの8名が、OP(オプティミスト)17艇、レーザー(ILCA)2艇、シーホッパー1艇の体制で、日々セーリングスキルを磨いています。

アドバンスクラスの子供達は、日本で開催されている「横浜港ボート天国」のOPレースへの参加経験もあり。また2027年にはミクロネシア諸国による「パシフィックゲーム」にセーリング競技が正式採用されることが決定しており、私たちJPYSCの活動はその舞台を目指す若きセーラーたちの夢を支える大きな力となっています。

さらに、2032年ブリスベンオリンピックへのパラオ代表チームとしての出場を目標に、選手たちは日々努力を重ねています。

海でつながる国・パラオで、セーリングという風と波の文化を未来へとつなぐために。私たちはこれからも、子どもたちの夢と成長を支える活動を続けてまいります。

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